ケノンを使うとき、事前にムダ毛処理をしないといけないけど、照射するときはお肌がツルツルの状態では使うことができません。
照射時にはある程度の長さが必要ですが、
- どのくらいの毛の長さが最適なのか?
- 最適な毛の長さにするムダ毛処理のタイミングは?
- 剃らないでケノンを使うとどうなるの?
- 産毛のときは?
と、ケノンで脱毛するときの毛の長さだけでも、使っていて疑問に思うことがあったので解説します。
ケノン脱毛時に毛の長さが1~2mmは必要な理由
ケノンは、フラッシュ式の光脱毛で、IPLと呼ばれる特殊な光を利用して抑毛・減耗する効果が期待でき、IPLと呼ばれる光はメラニン色素にのみ反応します。
毛の黒色はメラニン色素の色で、IPLの光がムダ毛に反応して毛根に熱を送りダメージを与える仕組みになっています。
そのため、肌からムダ毛が少し伸びている1~2mmの状態で照射する必要があるのです。
フラッシュ式脱毛は毛が命
前述の通り、ケノンはフラッシュ式の光脱毛で、照射した光がムダ毛に反応して毛根にダメージを与える仕組みです。
つまり、ムダ毛が生えていない状態では光が反応せずに毛根にダメージを与えることが出来ません。
脱毛直前にカミソリでムダ毛処理をすると、肌から毛がない状態になり脱毛効果は得られないし、逆に、ムダ毛が長く伸びた状態のまま照射するのも効果的ではありません。
毛が長く伸びた状態で使うと・・
ムダ毛が伸びた状態のまま照射すると、肌に出ている部分の毛にも熱が分散されてしまい、毛根に十分な熱エネルギーを与えることができないことが考えられます。
下記、詳しく解説しています。
だから、効果的に脱毛するなら、ムダ毛の長さが肌から1~2mmほど伸びた状態で、触ったときにチクチクする位がベストです。
この位の長さだと、照射した光がムダ毛に反応して、毛根までしっかりと熱エネルギーを届けることができ、毛根を十分に刺激してダメージを与えることができ脱毛効果が高くなります。
光脱毛は毛の長さが重要!
- 毛の長さは肌から1~2mm程度伸びている状態で照射する。
- 毛が長く伸びた状態で照射すると脱毛効果が低下する恐れがある。
ただし、産毛の場合は、剃らないで照射することもありますが、これは使用者の判断と自己責任で行うことになります。
ケノン脱毛時に最適な長さにする剃るタイミング
ケノンで脱毛するときの毛の長さは、1~2mmが良いということは分かったと思いますが、いつ剃ると脱毛時にちょうど良い長さになるのでしょうか?
脱毛効果を高めるためにも、ムダ毛の前処理をするタイミングを紹介しますね。
【方法1】カミソリで前日にムダ毛処理する
ムダ毛の自己処理方法で一番多いのが、カミソリで剃ることですが、深剃りをしない・肌を傷つけないように剃ります。
カミソリで肌を切って、傷が出来た場所を照射することはできません!
カミソリで剃るときのポイント
- 照射の前日に剃る
- 深剃りしない
照射前日(24時間前)に剃ると、1mm程度伸びるのでちょうど良い状態になります。照射当日では、短すぎて十分な光を毛が浴びることが出来ず、熱エネルギーを毛根まで届けられません。
また、カミソリで剃るだけでも肌に刺激を与えて、乾燥しやすく、乾燥した肌に照射するとさらに乾燥して痒みが出ることがあるので、脱毛と同じ日にする剃ることは肌に良くありません。
【方法2】シェーバーで直前にカットする
電気シェーバーを使って毛を剃るのであれば、ケノンを照射する直前で大丈夫です。
また、脱毛直前に処理することができるので「今、脱毛したい!」と思った時でも大丈夫です。
シェーバーで剃るときのポイント
- 照射当日や直前に剃る
- ムダ毛が長い場合は、ハサミなどでカットしてから使う
電気シェーバーは、刃が直接肌に当たらない構造になっているので、肌に優しく、毛の長さを調節できるアタッチメントがあれば、それを使うと簡単に長さを調節できます。
毛が長いままだといけない理由
ムダ毛処理しないで、毛が長い状態でケノンを照射すると
- 肌への負担が大きくなる
- 脱毛効果が低下する
恐れがあるので、具体的にどんな点が良くないのかまとめます。
火傷する恐れがある
ケノンの取扱説明書にも照射する前にはムダ毛の処理をしてからと書かれています。
ケノンの光はムダ毛の黒い色に反応するので、長い毛全体にケノンの光が反応して、毛全体に熱エネルギーが発生するため、毛が肌に触れている部分は熱で赤くなる・痒くなることがあります。
脱毛効果が低下する
毛が長いとケノンの光は、毛全体に反応するため光パワーが分散し、毛根に集中しないので十分なダメージを与えられず脱毛効果が低くなることがあります。
この他にも、カートリッジの照射部分に汚れが付着して、照射時の光が肌に届きにくくなり脱毛効果が低下することがあります。
産毛は長さにこだわらなくてもいいかも
だから、産毛を剃らないで照射してみたけど、私は産毛を脱毛するときは、産毛の長さをそれほど気にする必要はないという結果に。剃る・剃らないは自己責任ですよ。
産毛を剃ると、生えてくるまでに時間が掛かることもあるので、前日に剃っても翌日の脱毛時に毛がないような気がして不安だなぁという気持ちもありますが・・。
ただし、以下のことが気になる方は事前に処理しておきましょう。
剃らないで照射するときの注意
- 産毛がチリチリに焼ける
- 毛が焦げて煙が出る
- カートリッジのガラス面が汚れる
- 脱毛効果が下がる
- 初めて照射するときは痛みを感じやすい
毛の長さを気にするのは1回目だけ
ケノンで脱毛するときは、事前にムダ毛処理をしてから使うように説明書に書かれていますので、これが基本です。
でも、実際、脱毛してみて思いましたが、初めてケノンで脱毛する場合、最初の1回目だけは、ムダ毛の長さを調整するために剃る必要がありますが、2回目・3回目の脱毛の時はムダ毛が少し長くても、そのまま照射して大丈夫でした。
2週間に1回の照射が理想的ですが、毛の伸びが早い時は、照射間隔を短くして脱毛すると、ムダ毛の伸びも遅いので脱毛期間に剃毛する必要がなくなり、肌への負担も少なくなるのでキレイな肌を維持しながら脱毛することができます。
まとめ
ケノンを照射するとき、肌に少し毛が生えている状態で使うことが脱毛効果を高める結果になります。
照射前にムダ毛処理をしたほうがいいですが、産毛や毛が薄い部位は剃らないで、そのままの状態で照射してもいいかと思います。
剃らずに照射すると、煙がモワッと出るし、毛がチリチリになるからビックリしますが、焦げるということは熱がきちんと発生しているという証拠でもあるので、脱毛しているという実感を持つことができます。