脱毛器ケノンはフラッシュ式で、ハンドピースのボタンを押して脱毛する度に光を照射します。
ハンドピースの先端に付けたカートリッジとの隙間や肌との隙間から、どうしても光が漏れて間接的に光を見たとしても、かなり眩しいです。
ケノンの特殊な光は、毛の黒色を生成しているメラニン色素に反応して熱エネルギーに変わり、熱で毛根にダメージを与えて脱毛(減耗・抑毛)効果を得る仕組みです。
目にもメラニン色素が含まれていて、目の色はメラニン色素が多いと茶色、少ないと青色なります。
ということは、目にもメラニン色素を多く含んでいるということになるので、ケノンで脱毛するときの光が目に与える影響があるのではないかと思い調べてみました。
「ケノン照射時にサングラスをしないといけないの?」とか「ケノンの光は目に悪い?」とか「光を直視してしまったら失明しちゃう?」など、ケノンの光が目に与える影響を解説します。
ケノン照射時にサングラスを掛けないとダメ?
ケノン本体を購入すると、付属品としてサングラスが付いてきます。
ケノン照射時には、フラッシュの目への影響を考えて必ずサングラスを使用するようにと取扱説明書に書かれています。
でも、下記のような理由からサングラスをつけられない、付けたくないという人も少なくありません。
サングラスを掛けられない理由
・メガネをかけている
・サングラスの視界に慣れない
・照射箇所が確認しにくい
ケノンQ&Aでは、フラッシュ時の目への影響を以下のように説明しています。
照射された光を間接的に見ても問題ありませんか?
本製品はハンドピースにタッチセンサーが設定されており、ハンドピースが肌に正確に接触していなければ、光を照射されない安全設計です。
もし光を間接的に見たとしても、目に害はありませんが、直接目に対する照射は絶対に行わないで下さい。
照射された光を間接的に見ても問題ないとされています。
しかし、ケノンのハンドピースは肌に正確に接触していない時には、光は照射されないように設計されているので、誤って光を直視してしまうことは考えられません。
ただ、もしものことを考えて、少しでも安全にケノンを使用するため、照射時にはサングラスを付けて照射するのが望ましいということです。
市販のサングラスでもOK
ケノンに付属されているサングラスは、標準な顔・鼻の形に合わせた男女兼用のサングラスです。
もし、付属のサングラスが合わないときは、照射時にサングラスを着用したほうが安心なので、掛け心地が良く、フィットするサングラスを自分で準備するようにしましょう。
サングラスを選ぶときのポイント!
付属のサングラスは特殊なサングラスではありません。
もし、つけ心地が悪いときは、自分の持っている使い慣れたサングラスでも問題ありません。
サングラスは、照射時の光を遮断するために使うので、市販のサングラスでも大丈夫です。
選ぶポイントは、付属のサングラスと同じくらいの色の濃いサングラスがオススメです。
実はケノン使用時のサングラスには欠点があった
サロンと同じ光脱毛が自宅で行えるケノンだけど、唯一不便な点は、全ての脱毛を自分で行わなければならない点ですね。
脱毛サロンなら、横たわっているだけで、スタッフの方が全て安全に快適に行なってくれるし、照射時もアイマスクやタオルを使用して、極力目にフラッシュが入らないように配慮してくれます。
しかし、自分の好きなときに好きな場所で脱毛できるケノンは全て自分で行わなければなりません。
「照射時にはサングラスを必ず付けて照射を行なうように」と説明書に書かれていますが、サングラスを使用すると不便な点が2点あります。
照射跡が見にくい
照射時にサングラスを掛けると、視界が暗くなるので脱毛しにくく、視界が悪くなります。
サングラスを掛けることによって
・照射位置が確認しにくい
・照射しにくい部分やIOラインの粘膜と肌の境目が確認しにくい
・重ね打ち、打ち損じがでてしまう
・照射ごとにサングラスを掛けたり、外したりして照射位置を確認すると時間が掛かる
など照射するときに支障が出ることもあります。
このような場合は、その部分だけを家族や脱毛サロンにお任せするという方法もあります。
メガネをしている人は使えない
普段メガネを付けている人は、メガネを外してからでないとサングラスを付けることができませんが、当然、度数は入ってないので視力が下がる上に暗くて見えにくいです。
「コンタクトを使っている」という人は問題無いですが、「メガネしか持ってない」という人は、度付きのサングラスを購入しないといけないのでしょうか。
実際メガネを掛けている人はどうしているの?
・メガネの上からサングラスを重ねて付ける
・メガネは外してサングラスのみ
・サングラスは掛けないでメガネだけ(照射時は顔を背け、目を閉じるようにしている)
・メガネの上からかけられるオーバーサングラスorクリップサングラス
脱毛器ケノンでの脱毛の照射間隔は2週間に1回、継続して照射することが必要です。
照射時に毎回サングラスの使用を考えると、眼鏡の上からオーバーサングラスやクリップサングラスを付ける方法が安心で、安全だと思います。
普段、メガネを愛用している人の視力や見え方でも違ってくるので、自分に合った方法を選ぶといいですね。
ケノン照射時にサングラス不要のやり方
ケノンで脱毛するときの光は眩しいので、目を保護するために専用のサングラスが付いていますが…
サングラスなしで照射したい!
サングラスをしていると照射する部分が見えにくく、次にどこを照射するのか分からなくなることもあるし、ムダ毛がどのくらい生えているかも分からなくなってしまいます。
私は、昼間はコンタクト、夜のお風呂に入る前にコンタクトを外してメガネに替えるので、ケノンで脱毛するときメガネを掛けているから、サングラスなしで照射しています。
サングラスをしないで照射したいときのおすすめの方法をご紹介します。
目をつぶる
一番のオススメは、ケノンを照射するタイミングで目をつぶるという方法です。
これは自分で脱毛するからこそできる方法で、ハンドピースのスイッチを押す時に目をつぶるだけで道具もいらないので簡単ですよ。
この方法で脱毛するときに気を付けて欲しい点は次の1点です。
注意ポイント
手軽すぎるため目をつぶるのを忘れてしまう
ケノンでの脱毛に慣れてくると、1回照射して充電している間に、次の照射部分にハンドピースを当ててリズミカルに脱毛していけるようになると、照射部位をジーッと見つめてしまい、目をつぶることをつい忘れてしまうで注意して下さいね。
ただ、ケノンは光が出るハンドピースがしっかりと肌に密着していない場合は、光が照射されない設定になっているので、万が一光を見てしまってもハンドピースから漏れている光を見ているだけなので、目に悪い影響はなく心配ありません。
顔を背ける
次は照射するタイミングで顔を背ける方法です。
足や腕などの脱毛をするときには、やりやすい方法ですが、顔脱毛するときには使えませんよね。
ケノンの光が直接、目に入ると危険なので、ハンドピースで目の周りの脱毛はできませんが、「おでこ」と「鼻から下の部分」はハンドピースで脱毛でき、効果もあります。
注意ポイント
顔脱毛には使えない・上手く背けないと光を見てしまう
腕の脱毛をして、二の腕を照射しているとき、顔を下に背けても光が入ってくるので、顔を上手く背けるようにしましょう。
私は、どちらに背けようか迷っているうちに、ついハンドピースのスイッチを押してしまい、結局光を見てしまうことがあるので、みなさんも気を付けて下さいね。
本当におすすめ?タオルなどで目を覆う裏ワザは効率が悪いよ
サロンでは、台の上に寝ているときに、目の上にタオルを乗せてくれるサロンもあるので、ケノンで脱毛するときもサングラスをする代わりにタオルで目を覆うという方法で脱毛している人もいるようです。
私も実際にタオルを使ってケノンで脱毛体験してみました。
- ハンドピースを照射部位に当てる
- タオルを目に当てる
- ハンドピースのボタンを押して照射する
- タオルを目から外す
- ハンドピースを次の照射部位に移動させる
- タオルを目に当てる
・・・とやっていると時間が倍かかってしまいます^^;
それに、写真のように目にタオルを乗せると、これ以上、下を向くことができません。落ちてしまいます。
自分で照射するときは、タオルは使いにくいので、家族にしてあげる時などに目の上にタオルをのせてあげるのはいい方法だと思います。
ポイント
自分で脱毛する時は時間がかかってしまう
家族やお友達にしてあげる時には使える!
私は、タオルでケノンの光を遮るやり方はおすすめできませんが、目とアイマスクの間にタオルを挟んで使うと、アイマスクごと上にズラして使うことができるので、タオルをテーブルに置く手間を省くことができ、少しだけやりやすくなります。
ケノン照射時の光を間接的に見たら失明するの?
脱毛器ケノンの光はかなり眩しいので、初めて照射したときにはビックリします。
この一瞬の眩しさが脱毛効果の高さを現しているので「眩しい=脱毛効果が高い!」のですが、あまりの眩しさから不安に思ったのでサポートセンターに聞いて見ました。
光を間接的に見てしまったら、視力が低下したり、白内障になったりするの?
と心配したので問い合わせたら、
ケノンの光は間接的に見るだけなら、影響はほとんどありません!
ケノンの光は、人体に影響の少ない可視光で直接目に入らない限りは、大きな影響はありませんし、ケノンは光が直接目に入らないような設計になっているので心配しなくても大丈夫です。
可視光とは
人の目で見ることができる波長の光です。
光には波長があり、可視光のほかにも、可視光より波長が短い紫外線と波長が長い赤外線があり、紫外線も赤外線も目で見ることができません。
サングラスをしないでケノンの光を直視してしまったら
ケノンの安全装置とは
ハンドピースが肌に密着していないときは、スイッチを押しても光が照射されない
そのため、故意に目に照射しようとしない限り直接光が目に入ることはないと思います。
ケノンの光は、IPL(intense pulsed light インテンスパルスライト)と呼ばれるもので、脱毛サロンと同じフラッシュ式の脱毛方法で、ムダ毛の黒いメラニン色素に反応する光を照射して、熱を発生させて毛根にダメージを与えて脱毛します。照射したあとに焦げたニオイがするのは、毛に含まれるケラチンというタンパク質にダメージを与えている証拠です。
日本人は瞳の色が黒っぽいので、光を集めて熱を発生させて高温になります。
照射レベルの出力が弱いまたは強いのどちらでも、角膜・レンズを通り越して網膜まで達する可能性があります。
ケノンの光を直接見たらどうなるの?
・頭痛・めまい・目の痛み・斜視・極端な視力低下・視野が欠ける
・最悪の場合は失明することも
間違えて目に照射してしまったときに、目を閉じると真っ暗な視界の中に長方形の黄緑色の形が見えますが20分ほどで消えますが、自己判断は危険なので取扱説明書を持って早めに眼科を受診しましょう。
自己判断は禁物!すぐに眼科へ
早期の治療で症状が収まるなど軽くなる場合もありますから、なるべく早く眼科で検査をして診てもらいましょう。
ケノン美顔器の光の目への影響は?
脱毛器ケノンは、カートリッジを交換すると美顔器にもなって、スキンケアとしても人気があります。
美顔カートリッジの光は、脱毛の波長とは少し違いますが、同じIPLの光で、このIPLの光を肌に照射してエステサロンと同じようなフォトフェイシャルが家でできます。
付属のサングラスを使用して、目の近くへの使用は控えるなど説明書通りの使い方をしていれば、目に悪影響を与える心配は一切ありません。
でも、目尻のシワや目の下のたるみなど目の周りには気になる箇所がいっぱいですよね。
実際に目の周りを美顔カートリッジでスキンケアしている人もいますが、ケノンでは目の周りへの使用は推奨されていないので自己責任で行うことになります。
美顔器の光も、脱毛カートリッジと同じ光なので、直接、目に入らないように気を付けなくてはいけません。
脱毛カートリッジと同じく美顔も直接見るのは危険!
・自己責任で美顔カートリッジを目の周りに使用している人もいる
・目の周りに使用する時は十分に注意する
脱毛カートリッジと同じく安全装置が付いていて、肌に触れていないとスイッチを押しても光らないので安心ですが、目の近くに照射する場合は自己責任で照射し注意して下さい。
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まとめ
ケノンの脱毛カートリッジと美顔カートリッジの光は、IPLと呼ばれる光で、メラニン色素に反応して熱エネルギーを発生させるので、目に含まれるメラニン色素にも反応するのでは無いかと心配になるのは当然のことですよね。
だって、家庭用脱毛器を使って、体に何らかの影響があるんじゃ意味がないです。
もちろん、そこら辺もきちんと考えられて製造されている商品なので心配する必要はありませんが、気になったことはサポートセンターに確認して悩みを解決したことをまとめました。
照射したときの光は間接的でも「ピカッ」と光り、目を閉じると光が目に残ることがあり「大丈夫かなぁ」と思うことがあり、不安な気持ちを解消するためにお伝えしましたので、同じことに疑問を持っている人の参考になればと嬉しいです。